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TOP > コラム > ゴンドラ什器とは思えない!スチール板金に木目柄プリントを可能にする昇華転写印刷のご紹介
こんにちは。いつもは店頭什器やカセットの組立説明書を制作している店舗什器課の佐藤です。
先日カー用品専門店に行く機会がありまして、A PITオートバックス東雲店に行ってきました。
カー用品といえば、タイヤ・バッテリー・オイルetc、また車内をカスタムするアクセサリーとかたくさんありますよね。
お店に着くまでは、ホームセンターのようなイメージでスチール什器にたくさんの商品が所狭しと陳列されているのかなぁ~?と思っていたのですが・・・
A PITオートバックス東雲店は…別物でした。
2階の店内に入った瞬間『えっ…ここカー用品店?』と思うくらい想像から外れていました。
ショッピングモールですか?って思うくらい、とってもおしゃれな店舗でした。
什器は黒に近いグレーで統一されていて、とてもスタイリッシュです。
また中央にはカフェ、本屋、キッズスペースが併設さており、カフェまわりは木目の什器で統一されたスペースになっていました。木目を基調としたスペースはなぜか心が落ち着きます。実際、カフェスペースは自分も居心地が良く、時間の経過を忘れてしまうくらい長居をしてしまいました。
普段私達は意識せずに、店内の色や柄を見ていますが、茶色はどんなシーンにも馴染み、目立たず調和でき、安心と信頼を感じられる色です。
また木には自然でどっしりと落ち着きがあるイメージがあります。触っていても温かく心地良い素材ですね。
弊社ではスチール部材への木目柄印刷が可能です。
高い精度のプリンターは複雑に入り組んだ形状にも印刷可能です。スチール素材の強度はそのままに、見た目が美しいを両立できる新しい売り場つくりを実現することが可能です。
従来、金属に柄を表現するためには、水転写やフィルム貼り等が使われてきました。
しかしこれらの方法は金属表面にマテリアルを貼り付ける方式のため、複雑な面への貼り込みや強度に関して弱点がありました。本開発商品は昇華転写方式で粉体塗装された金属パーツの内側や厚み部分といった複雑な部分への柄転写が可能です。
木材では表現できない強度や薄さを保ち、木材と遜色ない木目調の表現が可能になりました。経年劣化による剥がれの問題もありません。
金属加工性と木材の美しさを兼ね備えたまさにフレキシブルな工法です。
この方式は図柄の印刷されたフィルムを粉体塗装が施された素材にラッピングし、熱により昇華させ、粉体塗装部分に図柄を浸透させる方式です。表面にフィルムなどを貼り付けるのではなく、スチールに施した塗装膜の内部に染料が浸透する方式のため細部への表現、仕上がりの美さ、強度など多くのメリットがあります。
主にヨーロッパや中国で普及している工法で、住宅や店舗のインテリアやエクステリア、公共施設やオフィスといった、幅広い施設への応用も可能です。アイデア次第でさらに応用範囲が広がります。
転写する素材の形状により塗膜の表情は様々に変わります。使用用途に最適な図柄を選ぶことで高級感や、やさしさまで表現できます。
細かな隙間から広い面までさまざまな形状のスチール・板金への施工が可能なので、今まで難しかった表現を可能にします。
全体の雰囲気を大事にしたい木造の空間や、製品の細部や補強部分などにまで木目をプリントすることができますので、製品の機能を損なうことなく温かみのある演出が可能です。
また、木目に限らず石目やオリジナル柄なども施工可能で、アイデア次第ではさらに応用範囲は広がります。
高い信頼性と美しく癒しあふれた仕上がりは、必ずお客様の満足をお約束いたします。スチールや板金の什器を木目にしたい、面白い柄のゴンドラ什器を作ってみたいなど、当印刷技術にご興味をお持ちであれば是非お問い合わせよりご相談ください。
2021.12.07:A.S
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